使用上のご注意
1. フレキシブルチューブは金属製品ですので素手で扱わないでください。
金具の角やチューブの切り口で怪我をする場合がありますので取り扱いの際は必ず保護手袋等を着用願います。
2. フレキシブルチューブを持ち運ぶ際には、重量にご注意ください。20kg以上あるものについてはホイスト、
クレーン、フォークリフト等運搬機を使用ください。
また、フレキシブルチューブをできるだけ撓ませないでください。(強く撓ませて運ぶと、長さが短くなることがあります。)
運搬時にフレキシブルチューブや金具を引きずって傷を付けないでください。
フレキシブルチューブは立て掛けると不安定なので、保管時は倒れないようにしてください。
3. 使用時に誤って電気を通した場合は感電したり、発熱したりして危険なので漏電などにご注意ください。
4. 高温または低温の流体を流しているときにフレキシブルチューブに素手で触ると火傷する場合がありますので、
フレキシブルチューブにできるだけ触らないでください。
触らなければならないときは防護具を使用ください。
5. フレキシブルチューブは金属ですので金属疲労を起こす可能性があります。定期的に交換願います。
また、錆びて腐った場合、ワイヤーブレードが切れた場合、チューブが潰れた場合は速やかに交換ください。
また、破損時にはバルブ等を締めて流体が止まってから交換してください。
破損した際に慌てて流体を止めようとして破損した部分を手で押さえることは非常に危険ですので絶対に押さえないでください。
圧力で怪我をしたり、破損した部分で怪我をして傷口から油や気体が入ると壊疽を起こし指等を失うこともありますので絶対に押さえないでください。
6. シール材は用途に合わせて材料を選定してください。
(高温になると有毒ガスを発生する材料もありますので、シール材メーカーの使用温度範囲に従ってください。)
また、シール材のサイズについても使用する接続金具の
サイズに合ったものをご使用ください。
1. 接続金具を締める際はサイズの合ったスパナを使用ください。できるだけパイプレンチは使用しないでください。
特にフレキシブルチューブにはパイプレンチを絶対にかけないでください。
フランジを締め付ける際には片締めにならないように対角線または星型の順序で締めてください。
締め付けトルクは過大にならないように注意ください。
カタログで推奨トルクが決まっているものはそれに従ってください。
また、JISで決まったスパナを使用する場合はスパナの端を手で持って締めるとほぼ適正なトルクになります。
2. フレキシブルチューブを使用時に分解したり、分解したフレキシブルチューブを使用しないでください。
また、フレキシブルチューブを本来の目的以外(例:ロープの代わり等)に使わないでください。
3. チューブを曲げる際、最少曲げ半径を下回らない様にしてください。
4. 取付時及び使用時にチューブを捩らないでください。
(取付時の捩れを防止する為、少なくとも一端金具はユニオンタイプ又はルーズフランジとすることを卸奨めします。)
5. チューブは長手方向に引っ張らない様にしてください。
6. 溶接スパッタ等がチューブに付着しない様にしてください。
チューブ、腐食性物質(特に塩素イオン)が付着しない様にしてください。
又、保管時はなるべく水分、塩分が付着しない様にしてください。
7. 運搬時はなるべく金具付近を持ち、曲げRが小さくならない様にしてください。
積み置き時、金具(特にフランジ)がチューブの上に重ならない様にしてください。
8. チューブを強打しない様にしてください。
1. 公的または諸団体によって規制対象になっている構造物に使用される場合は、関係機関の指導に従ってください。 (例:医療用、食品用、高圧ガス … )
2. 接続金具は圧力に合ったものをご使用ください。(例:JIS 10Kフランジ等)
また、ねじの種類(例:テーパーねじとストレートねじの組み合わせは不適)、シート面角度(30°、37°、45°が一般的)が合ったものをご使用
ください。
3. 配管後、チューブに干渉物が無いことを確認してください。
1. 船舶に使用される場合は船級協会の承認が必要になるので予め当社にご相談ください。
2. 有毒ガス、可燃性ガスに使用される場合は必ず当社にご相談ください。
3. 危険物、劇物使用される場合は必ず当社にご相談ください。
4. 使用できる圧力はチューブ又はベローズ、ワイヤーブレード、金具によって決まります。組み合わせの中で一番弱い強さのものが使用できる圧力となります。
但し、外部からの圧力に対してはワイヤーブレードは何十がけでも効果がありませんのでご了承ください。
5. 使用済みのフレキシブルチューブは屑鉄として廃却してください。
6. フレキシブルチューブは最高使用圧力以下でご使用ください。
7. 連続的な曲げ配管では特に捩れに注意してください。
8. 金具近辺(外径の2倍以上の長さ範囲)は直線状に配管してください。
9. 動きの伴う配管として使用する場合、できるだけチューブ全体で変位を吸収する様な配管とすることを御奨めします。
(変位が局部的に集中することは避けてください。)
取り付け、取り外し、一端の金具の重量で過小曲げ、捩れ、強打等が起こることが考えられますので、この時特に取り扱いのご配慮をお願い致します。
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